可愛い人譲がその人の存在を知ったのは偶然だった。 椎原が書類を忘れた為部下が取りに来たのだが、譲はその人物を見た事が無かった為に自分で届けると言い張り事務所までついて来た。 だが、椎原は留守で客間に通された譲は大人しく待っていると、外から組員達が噂話をしている。椎原の名前が聞こえた気がしたので足音を立てずに傍により聞いてみると。 「俺のこの間、会長のお供でクラブに行ったんだけどな。そこに何とあの亢竜会の情人が居たんだよ。」 「それって、もと岡本組次男坊の情人の瑞樹か?」 「そう!出世したよなぁ。クラブの男娼から岡本組次男のお抱えになって、今では実業家で亢竜会の情人だからな。」 「あれ、でもウチの会長も定期的に買ってたよな?」 「上の人間に人気があったからだろう。今でも逢ってるとは思わなかったよ。だって譲さんが居るのにさ。会長は譲さんに夢中だと思っていたから驚いたよ。」 自分の体温が一気に下がったのが分かる。 それほどショックを受けているのだと、頭の一部が冷静に考えて囁く。 「や、相当イイらしいぜ。」 「へー。確かにあの美貌でサービスしてくれたらヌケる。」 「なあ、店の名前は何て言うんだ?そこ、亢竜会のシマか?」 「いや、シマとは関係ない場所だから大丈夫だろう。名前はセレナーデだ。」 笑いながら言い合う声から一歩ずつ遠ざかり、元の部屋に戻る。 昔からの相手で現在も・・・。 右の袖を両手できつく握り締める。 窓のガラス越しに映る自分を見ると、頼りない姿が浮かび上がっていた。 窓に近づくと、その姿がより鮮明に映る。 可愛い、愛しいといつも言ってくれるその言葉を頼りに今生きている。 自分でさえも思いも寄らない感情が浮かび上がってきた。 それは、椎原を独占したいと言う気持ち。 誰にも渡さない。 僕は雅伸さんのもので、雅伸さんは僕のものだと。そう思っていいと言ってくれた。 首筋から覗く赤い痕に手を添える。 愛されていると実感できるその証。これから先雅伸さん以外に付けて欲しくないし、雅伸さんが痕を付ける相手はずっと僕であって欲しい。 映る自分の目が強い光を放つのを確認すると、客間から出て幹部が詰めている部屋に入る。 「すみません、これ雅伸さんの忘れ物です。」 そこに居たのは佐々木だけだった。 「え、譲さんが持ってきたの?」 「はい。取りに来た人が見た事無い人だったので。」 「へえ、しっかりしてるね。」 その言葉に譲は笑みを浮かべる。 「でも次は覚えたので大丈夫ですよ。それと帰りたいので荒川さんを呼んで貰えますか?」 「俺が送っていくよ?」 笑いながら佐々木は車のキーを持つ。 「いいえ。幹部の方は今佐々木さんだけのようですからそれには及びません。それに今日は忙しいと雅伸さんも言っていましたから。」 自分でも妙に丁寧な口調になっていた。 訝しむように佐々木は一瞬眉を顰めたが、笑顔になり内線で荒川を呼び出してくれた。 すぐに荒川が現れたので譲は佐々木に一礼して部屋を去る。 その様子を観察していた佐々木は肩を竦めた。 「一応、工藤に連絡しておくか。」 時刻は午後6時。 譲は車に乗り、事務所が見えなくなった途端荒川に言った。 「帰る前にセレナーデというお店に行って下さい。」 「え、譲さん?」 慌てた声に譲はもう一度言う。 「セレナーデに行って下さい。知っているでしょう?」 いつもとは様子の違う譲に気圧されつつも荒川は反論する。 「しかしですね。」 「行って下さい。」 目の据わった譲にそれ以上何も言えず、荒川は店に向かう為に方向転換した。 着いた先はブティックなどが並ぶ通りだった。 そこにレストラン風の店が、看板も出さず佇んでいる。 看板が出ていないからどんな店か気付かれ難く、上品な扉は常連しかは入れない雰囲気をかもし出していた。 「ここですか?」 荒川が頷くと何のためらいも無く譲は扉を開ける。 音も無く開いたドアの中は上品でシックな装いだった。 クラブというよりバーのイメージがする。 「すみません、まだ開店前なんですよ。」 奥の扉から出てきたバーテン姿の30歳前後の優しげな青年から申し訳無さそうに謝られた。 「あれ、確か・・・椎原さんのお供で来た・・・。」 「荒川です。」 「そう、失礼しました。今日は飲みに来られた訳では・・・無さそうですね。」 苦笑と共に譲に視線を移す姿に譲は質問した。 「あなたが瑞樹さんですか?」 「自分がですか?違います。そんな、間違いをされたのは初めてですよ。」 驚きを隠さない男は荒川に説明を求める。 「この方は椎原会長の大切な方です。」 「ああ。そうですか。丁度瀬戸さんも居りますし、呼んでまいります。」 納得顔で、二人の前に飲み物を出してから再び奥に戻っていった。 譲はカウンターに座り出された飲み物を一気に飲み干すと、膝に手を置きじっと待つ。 ただし目は益々据わっていた。 荒川が声を掛けようかどうか悩んでいるうちに奥の扉が開く音がした。 「始めまして浅見譲さん。瀬戸瑞樹と言います。」 柔らかな声に振り向くと、譲は息を呑んだ。初めて見る荒川も思考が止まる。 それほど瑞樹は美しかった。 肩まである黒く艶やかな髪と白い肌は光に反射して輝いているようだったし、唇は赤く色づき目は黒々として吸い込まれそうだ。 佇む姿は華の化身と言われたら納得しそうなほど存在感があり、譲は敗北感を感じる。 それでも、と自分を奮い立たせて何故かふらつく脚を床に下ろして瑞樹を見据える。 微笑む瑞樹にきっぱりと言い切った。 「椎原さんと別れてください。あなたには他にもお付き合いしている人がいるでしょう?でも僕には椎原さんだけなんです。今も、これからも。雅伸さんは僕だけのものです。」 荒川は驚いていた。 あまり自己主張をする事をせず、椎原に添う姿が多かったために譲がこんなに情熱を秘めた人間だとは思わなかったのだ。 前を見ると、瑞樹とバーテンの男は目を丸くして固まっている。 が、瑞樹はいきなり笑い出したのだ。 「あははははははははは!譲くんって面白いなぁ。」 目尻の涙を拭きながら、睨み付ける様に見詰めてくる譲の肩を優しく叩く。 「大丈夫。俺は椎原さんとはそういう関係じゃないから。そりゃあ、昔はそいういう関係だった事もあるけど仕事だったし、俺には惚れた人が居たから。ね、椎原さん?」 瑞樹の最後の一言に全員が驚いてドアの方を向くと、椎原と工藤が立っていた。 「ま、雅伸さん!」 譲は自分のみっともない所を見られたと青くなって慌てている。 近づいて来る椎原に一歩ずつ下がる。 背中に何か当たったと思い振り向けば、瑞樹が譲の肩を持っていた。 「大丈夫。惚れているなら嫉妬は当たり前。椎原さんも怒ったりしていないから。むしろ喜んでいるよ。」 背中を押された勢いで椎原の前に立つ。 「譲、今言ったことは本当か?」 静かな声に目を瞑って頷く。 「そんなに俺に惚れているのか。」 もう一度、頷く。 その横をバーテンの男が通り過ぎる。 少しの沈黙の後、椎原の笑う気配がしたので目を開けると抱きしめられた。 「そういう事は俺に言え。わかったな?」 「でも、瑞樹さんとは付き合っているんじゃ。」 「「付き合っていない。」」 見事に重なった声に工藤が少し笑った。 「でも前は好きだったんでしょう?今も逢っているって。」 腕の中で縋るように見詰めると、頭を撫でられる。 答えたのは瑞樹だった。 「前も今もビジネス以外の繋がりはありません。」 「さっき瑞樹さんが言ったのは・・・。」 「ああ、でも本番していませんから。」 艶のある微笑で返された言葉に首を傾げる。 「つまり、フェ・・・。」 続けた言葉に工藤が慌てて遮る。 「お手数おかけしました。この詫びは後日。」 「フェ?」 工藤の努力も空しく、譲は聞き返してしまった。 「うーん。口でしただけって事です。」 「口・・・。」 椎原の顔を見ると、僅かだが顔が引き攣っている。 「口でされるの、好きなんですか?」 「いや、それは・・・。」 口篭る椎原の腕から瑞樹が譲を引っ張ると小声で囁かれた。 「まあ、あまり深く聞かないでやってください。若気の至りで恥ずかしいし、男のプライドに関わるでしょうから。」 抗議しようとする椎原を微笑み一つで黙らせるとさり気無い仕草で奥を促す。 「詳しい話は奥でどうぞ。完全防音になっているから安心ですよ?聞きたいことがあるなら答えますしね。」 先ほどの言葉はどこかへ行き、聞きたいなら奥へと促す瑞樹に工藤と椎原は溜息を吐いた。 そして・・・。 「雅伸さん、どうしてこの頃帰りが遅いんですか?」 「仕事が忙しくてな。」 苦笑しつつも、何度も聞かれる事に律儀に答える椎原。 「こんなにほっとかれては・・・僕は・・・寂しくて。」 目を潤ませながら縋る譲に全員が苦笑していた。瑞樹以外。 「そうですよね、譲さん程可愛らしい人を放って置くなんて酷いですねぇ。」 微笑みながら相槌を打ち、飲みやすいアルコールをそっと差し出す。 バーテンが譲が手を伸ばしやすい位置におつまみを置いてくれる。 それらを食べて飲んでを繰り返しているのだ。 椎原の携帯が鳴ったので、中座したのを待っていたかのように瑞樹が譲に囁く。 「そういえば・・・さっきの・・・。」 「さっき?」 「そう。椎原さんの若気の至り。」 「雅伸さんの・・・。」 「聞きたいですか?」 「うん。」 止めようと口を開いた工藤を微笑みで黙らせて瑞樹は何でも無い事の様に話し出してしまった。 「俺は昔「プライド崩し」と言われていたんです。」 「?」 分からないという風に首を傾げる譲と苦笑するバーテン、引き攣る工藤全員が黙っている。 「口での奉仕が上手すぎて男のプライドを崩していたんです。それで自信のある人達が内々にどれだけ持つか競い合っていたんですよ。」 バーテンの男は黙っているが肩が震えている。 「上手なのにどうしてプライドを傷つけるんですか?」 「それは、誰だって早いのは嫌じゃないですか?」 妖艶な笑みで笑う瑞樹に譲は首を傾げる。 「雅伸さんは早くないですよ?」 「そうですね、椎原さんは早い方では無かったですよ。確か・・・一分に・・・。」 「瑞樹!もうすぐ中村さんが来るそうだぞ。」 はっきりと顔を引き攣らせた椎原が大きな声で遮った。 「じゃあ、俺はこれで。安藤君後は、ね。」 「はい。」 瑞樹と安藤と呼ばれたバーテンが部屋から去ると、安堵の溜息が漏れた。 「一分に・・・って何でしょう?」 譲が首を傾げながら工藤に尋ねると、工藤は目線を逸らしながら自分で酒を作る。 「もうすぐ亢竜会の会長が来られますよ。覚えていますか?」 「え、っと。」 酔っています、という顔で懸命に考えているとどうやら思い出したらしく満面の笑みを浮かべた。 「あ、はい。覚えています。僕に着物を誂えてくださったちょっと恰幅の良い人ですよね?」 椎原が頷くと、譲は笑みを浮かべて肩のあたりに摺り付くように身を寄せる。 「絡み酒だが素直になって可愛いな。」 頭を撫でると気持ち良さそうに目を細める。 「譲、猫みたいだな。」 「猫でもいいです。ずっと可愛がってくれるなら。」 ウットリとして目を細める姿はまさしく猫。 「でも、猫だから、浮気したら引っ掻きますよ?」 「それは困るから気を付けないとな。」 「あとあんまり構ってくれないのも駄目です。」 「そうか、わかった。悪かった。寂しかったんだな。」 うん、と頷く姿はとても愛らしい。 椎原が幸福な気分で抱き締めながら譲の頭を撫でていると、中村と配下の行田が入っていた。 「やあ、久しぶりだな。譲君も元気そうで。」 椎原の腕の中で身を起こした譲は笑みを浮かべたまま挨拶した。 「こんばんわ中村さん。先日誂えて戴いた着物とても気に入っています。ありがとうございます。」 愛らしい笑みを浮かべて言う姿に中村の相好が崩れる。 「そうか。気に入ってくれたなら何よりだ。譲君みたいに可愛い子にはいくらでも買ってあげたくなるなぁ。椎原より先に逢いたかったよ。」 なあ、と隣に控えている行田に同意を促すが、行田は頷かなかった。 懸命にも。 「ん?どうした?」 中村は椎原と工藤の表情が固まっている事に疑問を感じた。 そして。 「へぇ。譲君には着物を買ってあげたんですか。」 中村の後ろには瑞樹と安藤が立っている。 口調は実に優しげなのが逆に怖い。 「み、瑞樹。」 動揺する中村の横に立って見上げながら、妖艶な笑みを浮かべて質問する。 「それで、椎原さんより先に譲さんに逢ってどうする気だったんですか?」 「いや、それは一種の褒め言葉で。」 「という事は他の人にもそういう誤解を招く言い方を今までもしてきたという事ですよね?ちなみに俺にも言いましたよ?」 「瑞樹に対しては本当だ!」 真剣な表情で言う中村に瑞樹は頷く。 「ええ、それは疑っていません。」 ほっとした表情になった中村に瑞樹は追い討ちをかけた。 「でも今日は詳しくお話を伺いましょうか。」 焦った表情で中村は行田を見た。 行田は淡々とした口調で瑞樹に進言した。 「瑞樹さん、明日は大事な会合があるので程々に。」 これはフォローになるのだろうかと椎原は思ったが目線で礼を伝える中村を見るとフォロー出来たのだろう。 「分かっています。義介さんの日程は一週間分キチンと頭に入っていますから。」 笑みを浮かべながら中村の腕に自分の腕を絡ませて出て行った。行田も一礼して後に続く。 「中村さんあっという間でしたね。」 酔った譲は今一状況が把握出来ていない様だ。陽気な声で椎原に話す。 「そうだな。さて、瀬戸も帰ったことだし俺達も帰るか。」 椎原の声に安藤がさり気無く上品な皮製のトレイを伝票と一緒に差し出した。 それの支払いをしている間に安藤が伝言を伝えた。 「瀬戸が、『本日はお見苦しい所を失礼致しました。こちらはお詫びのしるしです。譲さんもまた来て下さい。ご一緒でもお一人でも。事前に連絡して頂ければこちらに参りますので。』と。」 渡されたのは貴腐ワイン。 「わかったと伝えてくれ。」 それに頷いて丁寧に見送る安藤を背に回された車に乗る。 乗って数分で椎原の肩に凭れ掛かって眠ってしまった譲に苦笑しながら椎原は疑問に思ったことを工藤に訊いた。 「なあ、中村さんと瀬戸が会話してから、瀬戸が安藤に伝言を頼む時間があったか?」 「・・・・無かった、と思います。」 「だよ、な。」 続きは言わずもがな。 二人ともそれ以上は互いに何も喋らず沈黙を守った。 「おはよう御座います。」 覇気の無い顔で頭を抱えながら起きて来た譲は昨夜の事を殆ど覚えていないようだった。 覚えているなら目をあわせられないだろうから。 「大丈夫か?昨日大分飲んだからな。」 キスをすると、青い顔のままそれでも嬉しそうに微笑む。 ここまで愛おしいと思った人物などいない。 昨日の出来事は驚いたものの、嬉しい事だった。 今まで誰かに束縛される事を嫌っていたのに、譲だけは例外だという事を益々実感した夜。 黙って見つめ続けていると譲が首を傾げた。 「いや、俺はお前と居れて幸せだなと思っていただけだ。」 その言葉に譲は華の咲く笑みを浮かべる。 「それは僕の台詞です。」 「じゃあ、互いにだな。それに俺はお前を手に入れてから追い風が吹いている様だ。」 「そうなんですか?」 「ああ。」 「もし本当に僕が雅伸さんの傍に居る事によってなら本当に嬉しい。」 軽いキスを繰り返し、段々と深く重ねる。 譲の身体から力が抜けてきたので唇を離し、抱えてベッドに連れて行く。 「今日はゆっくりしているといい。」 額にキスをして部屋を出る。 満ち足りた気分のまま会合に赴くと、亢竜会からは瑞樹と行田が来ていた。 「おはようございます。良い天気ですね。」 艶のある笑みを浮かべて瑞樹が挨拶してきた。 「ああ、おはよう。昨日のワインは大事に飲ませてもらう。」 「喜んで貰えてなによりです。秘蔵のワインを出した甲斐がありました。」 他の組との挨拶は済んでいるのだろう。会話をしていても咎める視線は無い。 瑞樹が亢竜会に正式加入していないのは周知の事実だが、誰も文句を言わない。ここにいる大抵の人間、というより組の重要人物達が懇意にしている人間に喧嘩を売る程愚かな人間はいないだろうから。 後から来る古参の人物達に挨拶をしながら時間が来るのを待っていると本家の人間達も席に着いた。 黒いスーツが多い中、深緑のスーツを纏った瑞樹は目立っていたが本人はまったく気にしていない。岡本組長代行に挨拶に行った時、中村の代理だと言っているのが聞こえた。 (今日は早く終わりそうだな。) その予想通りいつもの半分の時間で会合は終了した。 面倒な雑事は全て三和会と亢竜会以外に回って。 「やー、今ウチ忙しいんですよね。良かった良かった。」 分かれる際瑞樹はそう呟いてご機嫌な様子で去っていった。 「なあ、工藤。俺達はもしかして利用されたのか?」 「かもしれません。」 互いに苦笑しながら、怒りよりもあっぱれだという気持ちになる。 「まったく、中村さんは瑞樹に愛されているなぁ。」 「そうですね。」 色々と雑事や小さな揉め事に忙しい亢竜会に次回の会合の手配や行事等の雑事は少し苦しい。だから自分が会合に出れば色々色々と脛に傷持つ人達が多いので何とか出来ると思ったのだろう。 彼等程には弱みの無い自分は運がいい。 自分の所に雑事が回ってこなかったのも瑞樹の配慮だ。礼と、譲を気に入ったから。 その好意に甘えて、今日は早めに帰って譲を喜ばせてやろうと部下に直接マンションに戻るように指示をだした。 昴様のリクエストでした。でも彼女の希望に適っているかどうかはわかりません。瑞樹を出して欲しいというものだったので、一応クリアしてるかな? 椎原さんと中村さんが結構ヘタレになっていますが、彼等は恋人に甘いだけで普段は違いますからね(笑) 創作目次へ |